「小林兄弟(ていけい)鐵工所」は、1883年(明治16年)現在の広島県福山市新市町(当時:広島県芦品郡網引村)で創業。当時輸入されはじめた海外製発動機を参考に国産で安価な発動機を開発し製造、販売を行っていた私どもの前身です。
1914年(大正3年)それまでなかった電気着火で始動する「小林式石油発動機3馬力」
の開発に初めて成功。
1926年(昭和元年)当時石油が不足したことから、木炭を燃焼させ発生するガスで発動機を動かすことができる、「小林式木炭瓦斯(ガス)発生機」と「小林式木炭瓦斯(ガス)発動機」を開発。販売を始めます。
1936年(昭和11年)上記の発動機は、鴻巣国立農事試験場での性能試験に合格。「農林省補助金付」
となり大変な人気を得ます。故障が少なく、水素を多く含有するガスを精製し高出力であったことから「"KOBAS"
Gas Engine&Charcoal Gas Producer Plant」として海外へも数多く輸出されました。
第二次世界大戦後、安価で軽量なディーゼルエンジンが国内で多く供給されるようになると発動機需要は急速に低下し、1958年(昭和33年)に工場を閉鎖。発動機早世の時代の幕を一旦閉じることとなりました。
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